本業務は,管内の橋梁の長寿命化対策工事を実施するため橋梁点検結果に基づき一般県道深山下山線内の黒滝橋,一般国道287号内の長井橋,滝沢橋,滝見橋の橋梁補修詳細設計を行ったものである。現地調査の結果,鋼部材の腐食,コンクリート部材のひび割れ,剥離鉄筋露出,漏水遊離石灰,舗装の異常,凹凸,伸縮装置の劣化,漏水滞水等が確認できた。補修設計として,鋼部材塗装塗替え設計,板厚減少部は当て板補修工,コンクリート補修設計,舗装の打換え,防水層の設置,伸縮装置非排水型取替設計,下部工検査路設置等を行った。黒滝橋については路面にセメントの析出が確認できたため,床版はつり調査や電磁波レーダー探査等詳細調査を行い床版全体の劣化状況を評価した。結果,全体にわたり床版の劣化が進行しているため全面打換えとした。床版打換え形式は比較検討より耐久性,施工性に優れるPC床版を選定した。また,黒滝橋の床版打換えに合わせてA活荷重による主桁耐力照査を実施し補強要否判定を行った。結果は支間中央付近において応力度>許容値であったが,超過量が17%程度であり協議により補強は行わない方針とした。施工時は全面吊り足場を設置して行う。