期 間
2025/10/29~2026/03/27
本業務は、山口県岩国土木建築事務所が管理する2トンネル(稗原第2トンネル、稗原第3トンネル)の現地踏査および稗原第2トンネルの詳細調査・補修設計を行ったものである。詳細調査については、直近の定期点検および現地踏査にてトンネル背面空洞が確認されたことから、地中レーダー探査を実施した。補修設計は、定期点検で第三者被害の可能性がある2a判定以上とされた変状に対して対策工法の検討を行った。主な変状は浮き、豆板、漏水、背面空洞である。剥落防止対策工として、小規模なものははつり落とし工+劣化防止コーティング剤の塗布を採用し、既設溝切り工に隣接している浮きについてはFRPメッシュ工を採用した。漏水対策工としては、漏水箇所が側壁部であり、建築限界を侵さないことを確認した上で線導水樋工および面導水樋工を採用した。空洞充填対策については、施工設備が簡易で限定施工に有利な発泡ウレタンを採用した。また、地中レーダー探査にて巻厚不足箇所が確認されたため、比較検討を行った上で、可視樹脂繊維シート工を採用した。各工法に対して、設計図作成、数量計算を作成し、概算工事費算出、施工計画を行い、報告書に取りまとめた。
期 間
2025/07/23~2026/03/31
本業務は、山口県大島郡周防大島町大字地家室の瀬戸内海国立公園内において、主要県道橘東和線(地家室2)のトンネル工事に伴う周辺海域への環境影響評価を行うことを目的としたものである。対象海域において海生生物・水質・底質の現地調査を実施した。海生生物調査では、測線を設けた潜水目視観察によりニホンアワサンゴや大型海藻類の分布範囲と被度を把握した。水質調査では海底湧水に着目し潜水士による底層採水、表層採水を行い、pH・DO・クロロフィルa等を把握した。底質調査では強熱減量・COD・硫化物・粒度組成等の各種室内分析とSPSS(底質中懸濁物質含量)の現地分析を行った。調査結果は施工前(令和4年度)の監視基準と比較・解析し評価を行った。水質・底質調査では一部地点でpH低下や有機物の堆積が認められたが、DOが豊富であること等から海底湧水(淡水)や地形など自然条件に起因する可能性が高いと推測された。ニホンアワサンゴの分布面積は全体として拡大傾向にあり、健全な状態を維持していることが確認された。以上より、トンネル工事による周辺環境および生態系への悪影響は生じていないと評価される。
期 間
2025/10/22~2026/03/24
本業務は、防災重点農業用ため池の決壊による災害を未然に防止するために、耐震性点検を行い、地震時における決壊の危険性を評価し、防止工事の計画を推進する目的で、君畑1号ため池・君畑2号ため池においてボーリング調査および安定解析等を実施したのものである。ボーリング調査では標準貫入試験、現場透水試験、サンプリング、室内土質試験を実施し、ため池提体および基礎地盤の土質情報を把握した。浸透流解析で浸潤線を設定し、レベル1地震動に対する照査を実施した。その結果、君畑1号ため池の地震時における常時満水位・水位急降下時のケース、君畑2号ため池の地震時における設計洪水位のケースにおいて基準安全率を下回ったため、これら堤体の補修または改修が必要と判断される。
期 間
2025/03/14~2026/02/27
本業務は、山口県が管理する9トンネルにおいて、走行型計測及びトンネル定期点検を実施したものである。走行型計測では、画像計測及びレーザー計測を行った。画像計測では、近接目視点検で確認すべき変状や打音検査範囲の抽出を目的に、計測車両に搭載した高解像度カメラにより、覆工の連続撮影を行った。幅0.3mm以上のひび割れを時速40km以上の速度で認識できる精度で実施した。レーザー計測は、内空断面形状の把握、変状モード解析による変状原因の推測等を目的に3次元点群データを取得した。時速40km以上の速度で、距離測定誤差0.5mm以内の精度で実施した。これらにより取得したデータを活用して、各トンネルで本体工及び附属物に対して近接目視点検や打音検査等を実施した。点検にて確認した変状に対して、変状の状態、変状の発生原因、前回点検時からの変化の有無、過年度に実施された詳細調査結果等を考慮して健全度評価を行った。健全度評価の結果、9トンネル全て健全度3であった。主な変状として、アーチ部のうきや車道の滞水を伴う漏水が確認された。また、走行型計測と近接目視点検の結果を比較して考察を行い、報告書に取りまとめた。
期 間
2025/03/06~2025/09/11
猿島常総線の既設道路の側道盛土を施工するための軟弱地盤解析を行った。調査地は湿地であり、ボーリング調査3地点計67.7m、SWS試験2地点、10試料のシンウォールサンプリング、間隙水圧測定2箇所を実施し、採取試料をもとに室内試験を行った。調査の結果、腐植土および軟弱粘性土が深いところで深度10m近く堆積していた。また、サンプリング試料により力学試験を実施した結果、既設盛土部と計画側道部を比較すると、計画側道部の方が強度が低かった。現況解析により新設盛土に対して沈下対策が必要され、対策工法として段階載荷盛土と固結工法(着底型改良、フローティング型改良)を検討し、固結工法(着底型改良)を選定した。
期 間
2024/09/11~2025/03/15
本業務は、主要地方道石岡城里線 水戸市三野輪町における道路の計画、設計及び施工を実施するための基礎資料として、土質・地質等の試料を得ることを目的としたものである。低地部及び台地部でボーリング調査を3箇所、本孔と別孔合わせて37.0m、標準貫入試験3箇所計31回、シンウォールサンプリング2本、デニソンサンプリング3本、CBR試験用の試料採取8箇所11試料、室内土質試験1式、ボーリング結果の補完のためにSWS試験6ヶ所計20.0m、ラムサウンディング試験5箇所計36.0mを実施した。調査結果に基づき、当該地の地層想定断面図を作成し、低地部の基盤岩上面深度に大きな不陸があることを確認した。また、調査・試験結果をとりまとめ、地盤物性値の提案を行い、計画道路の現地盤の影響などの留意事項を整理し、報告書にとりまとめた。
期 間
2022/03/10~2023/03/15
本業務は、一級河川巴川が流下する鉾田市鳥栖地内において排水樋管詳細設計を実施した。樋管は、内空断面1.6m×1.6mの1連構造である。ゲート形式は、操作性や維持管理性に配慮し、バランスウエイト式フラップゲートを採用した。排水樋管は、現況排水路位置と堤脚水路計画位置を勘案し、樋管設置を計画した。また、既往地質調査結果を参考に耐震性能照査を実施した。施設の重要度や背後地の状況等を総合的に勘案して、耐震性能3と設定して、函体とゲートに対してレベル2地震動における耐震性能照査を行い、安全性を確認した。さらに、周辺の樋管設計業務と設計方針の整合を確保しながら、合同協議資料の作成を行った。また、作業段階毎に赤黄チェックを行い、成果品の品質向上に努めた。
期 間
2024/03/30~2025/03/19
本業務は、一級河川涸沼前川における河川改修に必要な軟弱地盤対策を行うための軟弱地盤解析業務にあたる。地質構造、計画築堤形状に基づき、右岸、左岸対象範囲を14の一連区間に設定し、盛土の沈下、安定、液状化、変形検討を計14断面実施した。同時期に実施された地質調査業務の成果に基づき、解析断面、地盤物性値を設定し解析を実施した。検討の結果、計画堤防の構築には軟弱地盤対策が必要であることがわかり、対策検討結果に基づく比較検討から、当該地では最適工法として、中層改良工による浮き型改良と、着底型改良を場所によって組み合わせる対策を選定し、対策工標準断面を示した。さらに、地盤改良の数量計算、地盤改良図面作成を行うとともに、施工計画、仮設計画を示した。
期 間
2024/10/16~2025/02/12
本業務は、一級河川真木川における橋梁の計画、設計及び施工を実施するための基礎資料として、ボーリング調査を2箇所本孔、別孔あわせて合計102m、標準貫入試験2箇所計84回、孔内載荷試験2箇所計4回、現場透水試験2箇所計2回、シンウォールサンプリング2箇所計6本、室内土質試験1式を実施した。調査結果に基づき、当該地の地層想定断面図を作成した。調査、試験結果をとりまとめ、地層毎の地盤物性値の提案、当該地の支持層分布状況、液状化検討の必要性の有無、地盤掘削時の留意事項などを整理し、報告書に取りまとめた。
期 間
2024/05/02~2024/11/29
本業務は中西之谷地すべり区域のA・Bブロックにおいて、地すべり動態観測を実施し、地盤変動状況を把握することを目的とした。パイプ歪計2箇所、孔内傾斜計5箇所、地盤伸縮計3箇所、自記水位計5箇所で観測を行い、A-3・B-1ブロックにおいて地すべり性の変動が認められた。A-3ブロックにおいては当初設定の主測線から異なる方向に変動していることが認められたため、地すべりブロックの主測線及びブロック形状を更新した。また、今年度新たに深い深度で変動が認められ、当初想定していたすべり面に加えて、より深い深度ですべり面が存在が示唆された。次年度以降の方針として、ボーリング調査および出水期における地すべり観測を提案した。