期 間
2022/10/07~2024/03/29
本業務は、木屋川広域河川改修工事に伴い真菰川と定田川との合流部に建設する樋門の予備設計業務と詳細設計業務である。内空断面は、定田川が受け持つ流量から、4.3m×2.1mとした。軟弱地盤上の樋門構造であることから、函体の残留沈下量および相対変位量を算出し、剛構造の許容値内となるため、剛構造形式を採用した。また、樋門計画箇所について、地盤条件、樋門、堤防盛土を考慮したFEM解析を実施した。この結果から、地震時の堤防変形を考慮した耐震性能照査を実施し、レベル2地震動に対する耐震性能を確保した函体の詳細設計を行った。ゲート形式は人力による操作が不要な無動力式ゲートを採用した。
期 間
2023/07/05~2025/03/31
本業務では、宗頭1川および宗頭2川の2つの渓流において、砂防堰堤詳細設計、道路詳細設計および法面工詳細設計を実施した。砂防堰堤詳細設計では、地質調査結果を踏まえ、越流部の透過部構造と非越流部の堤体構造についての詳細設計を行った。構造形式については、比較検討を行い、透過部については「HBBO+型」、非越流部については「コンクリート重力式」を選定した。道路詳細設計では、新たに設置する管理用道路の詳細設計を行った。また、本計画地は、斜面が急峻であり、堰堤や管理用道路を構築するにあたって、切土規模が大きくなってしまうため、アンカー工や鉄筋挿入工を用いて切土のり面の縮小化を図る対策を検討した。
期 間
2024/11/01~2025/03/31
本業務は、豊浦清末線(阿内地内)NO.138+10付近の地西川取水堰について、安全に取水できるように取水方法の検討、ボックスカルバートの流量計算の整理及び用排水設計を行ったものである。
期 間
2024/10/09~2025/03/31
本業務は、県道六日市錦線の道路改良工事に伴い、法面施工箇所の地質状況を把握するために、地質調査を行ったものである。地質状況を把握するため、現地踏査、調査ボーリング3箇所(計39m)、標準貫入試験(計38回)を実施した。現地踏査結果および調査ボーリング結果をもとに、地質断面想定図を作成した。調査地には、基盤岩である花崗岩を覆うように、洪積礫質土層が分布している。報告書には、各層の地盤定数や切土法面勾配、設計施工上の留意点をまとめた。施工上の留意点としては、花崗岩と洪積礫質土層の境界付近に地下水が存在しており、施工時には表層崩壊の恐れがあることが挙げられる。
期 間
2024/10/01~2025/03/14
本業務は、萩農林水産事務所が管理する江崎大漁橋の定期点検を実施したものである。定期点検実施に先立ち、現地踏査を行い、点検方法や点検機材(橋梁点検車、ロープアクセス、UAV等)を検討し、点検実施計画書を作成した。その後、関係する漁協、警察署、消防署、海上保安庁と協議を行い、必要な資料を作成した。実施計画に従い、点検を実施し、橋梁の健全性の診断を行った。診断結果を発注者と協議し、国や山口県の要領に基づき、点検調書等の点検成果を作成した。さらに、点検支援技術性能カタログに掲載されている新技術(UAV)を用いて損傷図作成を行った。これらをとりまとめ、報告書を作成した。
期 間
2024/07/19~2024/12/27
本業務は、美祢市西厚保町原川ほかにおいて、令和6年7月豪雨により発生した河川護岸災害(16箇所)、道路災害(1箇所)について、災害復旧工事に伴う測量及び設計を行ったものである。現地協議では、発注者立会のもとで被災原因と復旧延長の確認を行った。測量作業においては、河川内で危険を伴うためKYKを徹底し、安全管理に努めた。被災写真は、被災範囲の全景、起終点及び被災状況等が査定資料として明確に判断できるように撮影・整理を行った。災害査定設計においては、被災原因及び河川特性を十分理解したうえで復旧工法を決定し、災害査定により採択を受け、これらを成果品としてとりまとめた。
期 間
2024/10/09~2025/02/28
本業務は、過年度に実施されている交差点において、信号機移設検討を行ったものである。信号機移設検討にあたって、地下埋設物の位置や地下埋設物の移設計画に留意した。施工ステップ毎に施工箇所及び交通切り回し計画し、各施工ステップ毎の信号機の配置位置を検討、信号機移設が最小限となるように検討を行った。信号移設検討の結果を関係機関協議資料として取りまとめ、関係機関と調整を行うための資料とした。一部用地買収が未買収の箇所があるため、用地に掛けないように交差点の条件を確認、滞留長が縮小可能であったため最小限となる長さに変更した。施工ステップ毎の工事発注に必要な図面・数量計算書の作成及び業務内容を取りまとめた。
期 間
2024/11/01~2025/02/28
本業務は、県道豊浦清末線と市道員光・清末線、市道清末蔵本・大原線が交わる交差点において、交差点改良工事の実施にあたり、現況交通を確保しながら車線を切り回して工事を行うための施工ステップ図作成を行ったものである。当該区間は、平成30年度に交差点設計が行われているため、既往成果を基に施工ステップごとに図面数量の取りまとめを行った。
期 間
2023/09/22~2025/01/31
本業務は、木屋川治水ダム建設事業において、機械ボーリング、サウンディング及び原位置試験等を行ったものである。調査対象は、計画の切土部、盛土部および橋梁部であり、これらの箇所における地盤状況を確認することを目的として実施したものである。実施した調査は、機械ボーリング(15箇所、計158m)、標準貫入試験(計97回)である。地表踏査結果・調査ボーリング結果に基づいて地質想定断面図を作成した。また、総合解析として、地盤定数の設定、切土勾配の検討を行い、地質・土質的な課題に関しては、設計・施工上の留意点としてとりまとめた。
期 間
2023/06/27~2025/01/31
竜華川は、保全対象として人家や要配慮者利用施設を抱える土石流危険渓流である。本業務は、当該渓流において計画されている3基の透過型砂防堰堤のうち、支渓流に位置する砂防堰堤の詳細設計を行ったものである。越流部の構造形式については、経済性に優れるJ-スリット型を採用した。また、非越流部については、コンクリート工法と砂防ソイルセメント工法を比較し、総合的に優れるコンクリート重力式堰堤を採用した。地質調査結果から堰堤基礎部には土石流堆積物層が分布することがわかったため、ソイルセメントによる置換工法の検討を行った。法面工詳細設計においては、安定計算結果に基づき、切土補強土工法の詳細設計を行った。