期 間
2025/11/20~2026/05/26
本業務は、静岡県島田土木事務所が管理する矢板工法で施工された谷栗トンネル(1982年竣工、延長342.9m)について、過年度の点検結果を基に補修設計および電算帳票作成を行ったものである。補修設計にあたっては、現地調査により、過年度点検からの進行性や差異を確認するとともに、変状状況と利用者被害の有無等から健全度の再判定を行った。補修対策は、剥落防止対策工、漏水対策工の設計を行った。剥落防止対策工は、対策箇所の対策規模と変状箇所の条件より透過型シート工、FRPメッシュ工、透過型の表面保護塗装工を選定した。なお、面壁の鉄筋露出箇所については、ポリマーセメントを用いた断面修復に加えて、マクロセル腐食による再劣化対策として、鉄筋露出箇所の周囲に浸透性防錆剤を塗布した上で、剥落対策を併用した。漏水対策工は、透過型で維持管理性に優れる導水樋工を基本とし、ひび割れからの漏水が密集している箇所については、外力性の変状の可能性があったため、ひび割れ状況の経過観察が可能な止水注入工を採用した。電算帳票作成については、上記の補修対策工に対して、積算を行った。
期 間
2025/08/06~2026/05/25
本業務は、焼津漁港新屋地区における津波の浸水防護を目的とした陸閘1基の基本設計である。資料収集整理では、周辺の既設構造物の構造や接続する胸壁の土質資料解析および液状化判定の結果を確認した。現地調査では、周辺の土地利用状況や地下埋設物を確認し、施工性の判断に必要となる現地状況を整理した。構造形式の検討では、陸閘案に加えてより経済的に整備ができると考え、乗越し道路案を提案した。構造諸元の設定では、陸閘案と乗越し道路案それぞれで車両軌跡を検討し、陸閘の開口幅、配置、また乗越し道路の線形・すりつけ形状を設定した。基礎工の比較検討では、直接基礎や各種基礎地盤対策工を抽出し、安定性、耐久性および施工性等の観点から直接基礎を採用した。構造形式の決定では、陸閘案および乗越し道路案の概算数量、概算工事費を算出し、安価となる乗越し道路案を採用した。偶発状態の地震応答解析では、FLIPによる沈下量を考慮し、施設天端高を計画より30cm高く設定することで津波の浸水を防護するものとした。施工計画では、施工手順や施工ヤード等を整理した施工ステップ図を作成した。
期 間
2025/08/06~2026/05/29
本業務は、焼津漁港新屋地区における津波の浸水防護を目的とした胸壁の基本設計およびゲートの予備設計である。現地調査では、周辺の土地利用状況や地下埋設物を確認し、施設計画に必要となる現地状況を整理した。設計条件の設定では、土質試験から設計に使用する土質定数を設定した。また、地震応答液状化の判定では、一次元応答解析プログラムを用いて、当該地点ではレベル1地震時に液状化の可能性が無いことを確認した。構造形式の比較検討では、直接基礎や矢板基礎、杭基礎を抽出し、耐久性、施工性および経済性等の観点から直接基礎を採用した。偶発状態の地震応答解析では、FLIPによりレベル2地震時の沈下量を把握し、胸壁天端高を高く設定することで津波の浸水を防護するものとした。漁港関係者へ説明するため、整備方針や施工方針を取りまとめた資料を作成した。ゲート予備設計では、既設排水路の4系統を対象に統廃合計画を検討した。吐口部の津波逆流防止ゲートには、現地適用性、維持管理性および経済性等の観点からバランスウェイト式フラップゲートを採用した。ゲート整備方針について、施設管理者と協議するための説明用資料を作成した。
期 間
2025/08/06~2026/05/25
本業務は、焼津漁港小川地区における津波の浸水防護を目的とした陸閘1基の基本設計である。資料収集整理では、周辺の既設構造物の構造や接続する胸壁の土質資料解析および液状化判定の結果を確認した。現地調査では、周辺の土地利用状況や地下埋設物を確認し、施工性の判断に必要となる現地状況を整理した。陸閘諸元の設定では、最適な開口幅を設定するため、対象道路の交差点へのシフト長を変更することで道路の横断構成を見直した。構造形式の検討では、津波襲来時に迅速な閉鎖が求められる観点から起伏式フラップゲートを採用した。基礎地盤はL1地震時に中間層が液状化することを確認したため、基礎地盤対策には地盤改良および杭基礎を抽出し、安定性、施工性および経済性等の観点から地盤改良を採用した。偶発状態の地震応答解析では、FLIPによる解析で得られた陸閘天端の沈下量が、計画天端高の余裕代未満であることを確認した。また、陸閘と接続する胸壁との相対変位量を定量的に評価するため、防潮堤をモデル化した動的解析を行った。施工計画では、施工手順や施工ヤード等を整理した施工ステップ図を作成した。
期 間
2025/10/27~2026/05/19
本業務は、静岡県島田土木事務所が管理する大崩海岸の離岸堤を対象に、長寿命化計画書を策定したものである。資料収集整理では、対象施設の構造諸元や修繕履歴などの情報を整理するとともに、UAVグリーンレーザー測量とマルチビーム測深を実施し、離岸堤本体とその周辺の海底地形の三次元点群データを取得した。取得した点群データを用いて、離岸堤を構成する六脚ブロックの移動・沈下・散乱、破損状況、および前面海底の洗堀状況を分析し、その結果を初回点検としてとりまとめ、健全度を評価した。点検計画の立案では、健全度評価の結果を踏まえ、計画期間、重点点検箇所、点検項目、および新技術を活用した点検手法を整理した。修繕計画の立案では、これまでの修繕履歴と初回点検結果から将来の健全度低下を予測し、適切な修繕時期と費用を算出した。さらに、故障が発生する前に対策を講じる「予防保全」の考え方を取り入れた計画とすることで、ライフサイクルコストの縮減を図った。これらの検討結果を長寿命化計画書の「離岸堤編」としてまとめ、既存の「堤防・護岸・胸壁編」と合冊し、大崩海岸全体の海岸保全施設長寿命化計画書としてとりまとめた。
期 間
2025/09/12~2026/04/27
本業務は、御前崎港海岸における既設陸閘の改良工として、港内3号・9号陸閘の基本設計を行ったものである。過年度設計にて当該臨港道路の車線減少に伴う交差点協議が行われており、これを踏まえた開口幅及び平面配置を決定した。決定した配置に対して、視距や車両走行軌跡による走行可否の検証を行い、警察協議資料として取りまとめた。ゲート形式について、「起伏式フラップゲート」と「横引きゲート」から比較を行い、周辺への影響や施工性、維持管理を踏まえた経済性から「横引きゲート」を選定した。同ゲート形式に対して陸閘の躯体形状及び基礎構造の検討を実施した。基礎構造は「直接基礎案」「杭基礎案」「矢板基礎案」を抽出し、安定計算により比較断面を検討した。直接基礎案については、L1地震動に伴うAs2層の液状化対策として地盤改良工を併用するものとした。各案の総合的な比較により「直接基礎(地盤改良)」を採用した。採用断面に対し、二次元地震応答解析(FLIP)を行い、L2地震時における変位及び傾斜量の照査を行った。施工計画においては、使用重機や施工手順検討に加え、施工時の車両通行を考慮した半断面施工に向けた基礎検討を行った。
期 間
2025/09/10~2026/03/31
本業務は、酒田港東ふ頭新町岸壁においてクルーズ船(11,000GT級旅客船ロストラル)の係留に対応した係留施設(係船曲柱、防舷材)の設計を実施した。対象船舶トン数より、標準牽引力を設定し係船曲柱規格を決定した。船舶の係留位置より係留索の配置検討を行い、それぞれの索に作用する牽引力を算定、係船柱照査を実施し、問題なく係留できることを確認した。また、既存施設の安定性照査より対象船舶牽引力に対し、施設が安定性を確保できないことから係船柱基礎は独立重力式基礎とした。上記の牽引力照査を職員クラスでも可能となる牽引力算定資料を作成した。防舷材は対象船舶の接岸速度を設定し、接岸エネルギーを算出、最適な防舷材規格を選定した。防舷材の規格選定において汎用[5]型の中でゴム質による検討を実施しより最適な規格を選定した。設計した付帯施設について配置検討を実施し、岸壁利用者からの了承を得られる配置案を検討した。前述までの設計内容に対し、工事が可能となるように設計図面及び数量計算書に整理した。また、今後対象船舶よりも大きい船舶の入港打診が想定されるため、その際の検討事項を申送り事項に整理した。
期 間
2025/09/04~2026/03/25
本業務は、(国)473 号バイパス事業における金谷相良道路[3]工区の施工計画検討と工程表の作成を実施したものである。金谷相良道路[3]工区は、地域高規格道路である金谷御前崎連絡道路のうち、沢水加ICから東名高速道路までの北側工区と東名高速道路から八十原ICまでの南側工区からなる総延長1.8kmの道路である。施工計画検討は、北側工区において施工が錯綜することが想定される(国)473 号現道をアンダーパスするバイパスの本線函渠、本線を跨ぐ市道橋梁、及び本線を跨ぐ沢水加ICオンランプ橋を対象とし、本線函渠を施工するための迂回路整備や地下埋設物移設等、工程上のコントロールポイントを抽出し、全体の事業期間を短縮するための施工手順を立案した。また、各工事の工程を視覚化するために、施工ステップ図を作成した。北側工区は、施工計画検討での結果を踏まえ、詳細工程表を作成した。南側工区は、現在道路予備設計を実施している段階であるため、概略工程表を作成した。各工程表の作成では、工程の前倒しや並行作業の可否を検討し、工期短縮を図るとともに、工程上のコントロールポイントを把握できるようクリティカルパスを明示した。
期 間
2024/09/24~2026/03/23
本業務は、静岡県袋井土木事務所が管理する一般県道浜松袋井線の天竜川に架かるかささぎ大橋(H9年竣工、3径間連続RC床版箱桁橋×5連、橋長1057m、幅員10.75m)について、H24道路橋示方書に準拠した耐震補強詳細設計および補修設計を行ったものである。橋脚耐震補強工法検討では免震化検討において免震支承取替および制震ダンパーによる全体系補強と部材補強を比較検討し、河川内橋脚の補強基数および補強規模を減らすことが可能な免震工法を採用した。また、移動量の増加に対しては桁端部切断による遊間確保を図った。橋脚耐震補強では固定支承条件の橋脚について段落し部の炭素繊維補強工法を採用した。支承取替では橋座部に施工スペースが確保できないため、下部工付ブラケットによるジャッキアップを計画した。河川内橋脚の施工では中州を利用した工事用道路および施工ヤードを計画し、澪筋は仮桟橋による渡河を計画した。施工時水位は、仮桟橋による無効河積を考慮して水位算出を行った。補修設計は、過年度点検結果に基づき、ひび割れ補修、断面修復、部分塗替え塗装、鋼板接合部防水、伸縮非排水化、排水管補修、橋面防水、舗装打換えを実施した。
期 間
2025/09/16~2026/03/23
本業務は、松崎港海岸の江奈第一防潮堤区間に設置されている手動の引戸式陸閘2基を対象とした、耐震・耐津波性能を確保するための陸閘の改良に伴う基本設計である。既往の土質調査資料や隣接区間の設計資料を収集整理し、陸閘機能に関する基本条件および、土質、潮位、津波高、地震動等の自然条件を設定した。現地踏査や利用者へのヒアリングにより利用状況を確認し、常時閉鎖による運用とした。ゲート形式には現地状況から手動式横引きゲートを採用し、扉体材質にはアルミニウム合金材を採用した。また、水密方式には、海岸堤防の遊歩道への支障を最小にできる逆水密を採用した。陸閘本体工は、コスト縮減の観点から既設胸壁を嵩上げおよび増し厚する方針とし、設計津波による波圧やレベル1地震動に対して安定性を確保する断面を検討した。地震応答解析(FLIP)を行い、レベル2地震動による変形後においても所要の天端高や水平変位を保持することを照査した。最大クラスの津波に対して粘り強さを保持するため、洗掘防止を目的とした背後水叩きの構造を計画した。また、陸側に近接するホテルへの影響を確認し、施工計画を検討した。