期 間
2021/07/20~2022/01/31
本業務は、当初設計で想定していた杭打設工法(ウォータージェット併用バイブロハンマ工法)では、当該地は建屋が近接していており振動等の影響を及ぼす可能性があること、また追加で実施した土質調査によると最大直径1m程度の転石が確認されており、ウォータージェット併用バイブロハンマ工法では打設不可となる懸念があることから、適用可能な打設工法の検討を行ったものである。比較検討の結果、当初設計断面を見直さない、施工性及び経済性に優位な回転切削機(特殊バックホウ)を用いた回転切削圧入法を選定した。また、令和元年度及び令和2年度の陸閘詳細設計より、陸閘の計画延長が変更となっていることから、陸閘延長変更に係る図面数量の修正を行った。
期 間
2020/10/01~2021/03/19
沼津土木事務所管轄のNATM工法3トンネル(長岡第1号(L=243m)、小坂第2号(L=180m)、下船原(L=208m))および矢板工法1トンネル(土肥第2(L=153m))の定期点検を行った。点検の結果、III判定の変状が、下船原で1箇所、確認されたが、その他のトンネルでは、確認されなかった。ただし、長岡第1号、小坂第2号、土肥第2では、IIa判定の変状として、「うき」が確認され、IIb判定の変状として、「うき」および「漏水」が確認された。そのため、健全性は、下船原で「III」、その他のトンネルで「II」と判定された。なお、長岡第1号、小坂第2号、土肥第2では、附属物の異常も確認された。また、変状箇所毎に対策工の提案を行った。
期 間
2020/11/17~2021/03/25
焼津漁港では、近年の台風大型化により、平成29年から令和元年の3か年で2回の大規模な浸水被害があった。主に製氷施設や荷捌き施設などの水産施設が浸水し、多大な被害が生じている。本業務は、安定した水産物の供給のため、減災対策として、外港防波堤・外港護岸の上部工及び消波工の嵩上げ設計に必要となる、波浪推算を実施するものである。対象とする沖波は、「東海地域沿岸漁港設計波算出マニュアル」の30年確率波及び「平成29年台風21号、令和元年台風19号の観測波」より、波高、波向き、周期を考慮し、施設に大きい影響を与えると考えられる2波浪を設定した。対象地点の堤前波は、エネルギー平衡方程式による波浪変形計算、回折計算を実施し、換算沖波波高を算定した上で、浅水変形、砕波変形を考慮した設計波を算出した。
期 間
2020/11/07~2021/03/15
島田土木事務所管轄のNATM工法4トンネル(松ヶ瀬(L=328m)、菅山(L=306m)、丹原(L=491m)、初瀬(L=420m))および矢板工法1トンネル(不動(L=133.2m))の定期点検を行った。点検の結果、全トンネルでIII判定の変状は、確認されなかった。ただし、IIa判定の変状として、うき(松ヶ瀬、不動、菅山、丹原)及び漏水(不動)、IIb判定の変状として、うき(初瀬)及び漏水(菅山、丹原、初瀬)が確認され、全トンネルで健全性は、「II」と判定された。なお、全トンネルで附属物の異常は見られなかった。また、変状箇所毎に対策工の提案を行った。